Umidassの一時利用の料金変更とコワーキングスペースの料金について。
コワーキングスペースUmidassの一時利用料金(ドロップイン)を1時間200円/1日最大1,500円に変更しました。
これまで、Umidassの利用料金は2時間500円、6時間1,500円、1日1,000円という利用料金でしたが、10/19から1時間200円/1日最大1,500円に変更しました。
料金を値下げした、値上げしたということではなく時間単位に変更した形です。(利用時間によっては、値下げや値上げになるケースはありますが。。。)
このことに関連して、今回の記事はコワーキングスペースの一時利用料金(ドロップイン)に関連したテーマです。
コワーキングスペースの一時利用料(ドロップイン)は、2時間金額と1日料金という形が多い
そもそもこれまでの料金は、開業時に料金設定をする際にほかのコワーキングスペースの料金を参考にさせていただいたからです。コワーキングスペースの料金は、全国的に2時間500円、1日1,000円~2,000円という2段階の料金設定が多いです。
なぜ、他では類を見ない料金設定なのか?
2時間か1日かという料金設定は他の業種ではあまり見ない料金体系です。なぜ、このような形になっているかということを考えた場合、基本的にコワーキングスペースはコミュニティに価値をおいているので、お試しで2時間いるか、そうでなければがっつり1日いてください。ということだと思います。
もしかしたら、飲食店のように回転する業種ではないので、釣銭の問題などもあるかもしれません。
郊外にあるUmidassにはこの料金体系はあっていなかった。(反省。。)
コワーキングスペースは、基本的に人の集まるエリア(主要駅)にあります。大阪であれば梅田や本町、東京であれば渋谷や新宿など。その場合、近所に住んでいる人が利用するということはなく、わざわざ出向いて利用をするという形になります。
移動時間を使って、コワーキングスペースを利用するとなると、1日がっつり使うというのは違和感がありません。一方で、外回りや出張中の空き時間にちょっと使う場合には、2時間以内ということが多そうなので、その点のニーズにも一致していそうです。
一方、Umidassの場合には、近くの人が利用しに来ます。たとえば、子供の幼稚園、小学校の間にのみ利用したいという方が多いです。例えば、自宅では集中できないけども、梅田や本町など大阪市内まで行くと移動時間が大きいという方などです。
その場合、自分で使える時間を選択する立場にないわけです。そうなると、1日料金で4時間だけ使うとかちょっともったいない気分になったりします。かといって、2時間だと中途半端に空き時間ができてしまうということもあるようです。
そんなことを考えたり、利用していただいたお客様の声をお聞きしていると、今までの料金設定に疑問を感じ、駐車場や漫画喫茶のような時間単位の料金体系に変更させていただきました。
そもそもコワーキングスペースは何と競合しているのか?
少しUmidassのこととは話が逸れますが、コワーキングスペースは何と競合しているのかと考えてみます。コワーキングスペースはコミュニティに価値を持っているので、他の業種とは競合しないという考えもあると思います。また、そうやって成立しているケースも多いとも思います。
ですが、コワーキングスペースを広めていこうと考えた場合、「自宅では集中できない。」「自宅では打合せなどができない。」「イベント、セミナーのためのスペースが欲しい。」「本格的オフィスはコスト高なので安いオフィスが欲しい」といったニーズに応える必要があると思います。
その場合、すべてのニーズを満たすわけではありませんが、競合はカフェや喫茶店、ファミレス、ファストフード店、図書館などになります。(ちなみに豊中市は図書館での自習を禁止しているそうですが。)カフェや喫茶店の場合、コーヒーなどのドリンク1杯(300~500円くらい)で1時間~2時間くらいは利用できます。
コワーキングスペースは、フリードリンクなどを用意しているケースが多いですが、それでもスペースのみを貸しているという事業と考えた場合(⇔カフェは飲食物が提供しているものでスペースは副次的についてくるもの)、1時間300円くらいまでが妥当な料金設定に思います。
それでは、安すぎるのではとか、儲からないということはあると思いますが、それは別の解決策を考えていく必要があるのかなと感じています。