新社会人が入社前に読んでおくべき本

Umidassの本棚先日、Umidassに大阪大学の学生の方が来られました。システムに関する技術書を読んでいたので、システム開発するの?と質問したところ、IT系の会社に就職が決まったので、入社前にシステム関連の知識を身につけておいた方が良いと思って。。と答えてくれました。

これって結構、やってしまいがちな過ちです。確かに入社する業界の知識や勉強をしておくことは無駄にはならないと思いますが、必要な専門知識って入社してみないとわかりません。また、配属先によっても違ってきます。

新社会人が入社前に読んでおくべき本は、もっと普遍的なビジネスマンとして必要な本だと私は思います。

7つの習慣―成功には原則があった!

1,000万部以上売れているベストセラーです。少しボリュームのある本なので、本を読みなれていない人は挫折してしまうかもしれません。最近は、まんがでわかる 7つの習慣 という漫画もあります。この漫画もよくできているので、最初に漫画で内容を大枠理解してから本書を読むということでもいいかもしれません。
部下に読ませる上司も少なくない本の1冊です。
この本は、その名のとおり成功のための7つの習慣が書かれています。習慣なので続けること、意識し続けることが大切です。


人を動かす D・カーネギー

7つ習慣以上のベストセラーの1冊です。新入社員だから「人を動かす」ことなんてないですよと思うかもしれませんが、部下を動かすことを書いているわけではありません。
社会人になると上司や取引先などさまざまな人を動かしていく必要が出てきます。そんなさまざまな人との接し方のバイブル的な本と言っていいかもしれません。
何よりも1937年に発行され、80年近く売れ続けている本です。その点からも読んでおくべき1冊です。


竜馬がゆく 司馬遼太郎

ちょっと前の2冊とは毛色が違う本です。ですが、竜馬がゆくは特にベンチャー、若い経営者のいる会社に就職する人は読んでおいた方がいいです。なぜなら、好きな経営者が多いからです。8巻まであるので、読もうと思って、すぐに読み終えることもできません。学生のときに読んでおいた方が良い1冊です。
経営者は司馬遼太郎の本が好きです。なぜ、好きかという話はおいておいて、状況によってはこの本の話題になるケースもあるわけです。自社の社長がそうでなくとも、取引先の社長やお偉いさんのうち誰かは好きです。
ちなみに私個人としては、坂の上の雲 全8巻セット (新装版) (文春文庫)の方が好きなんですけどね。


三国志 横山 光輝

えっ、漫画?って思うかもしれませんが、漫画です。三国志のことは知っておいた方がいいです。これも好きな経営者がいるというのと、何かと「天下三分の計」は会議などで例にでてきます。ただ、漫画なくても構わないのですが、オーソドックスなものを知っておいた方が何かと良いです。漫画が嫌いなら三国志 文庫 全8巻 完結セット (吉川英治歴史時代文庫)を読んでください。ちなみに文庫版三国志完結記念セット(全14巻)
は面白いですが、一般的な三国志のイメージとギャップがあるように思います。ただ、漫画で三国志に嵌ったのなら読むことをお勧めします。また、個人的には、宮城谷昌光好きなので、三国志〈第1巻〉 (文春文庫)も文庫版が完結したのでオススメしたいところですが。やっぱり漫画から入ってください。


報連相に関する書籍

社会人にとって重要なのが、報告・連絡・相談のいわゆる「報連相」。能力やスキルが劣っていても「報連相」がきっちりできる人は評価されます。
ここでは、「絶妙な「報・連・相」の技術 」という本を紹介しましたが、ビジネスに関するスキル的な本を読む際には、3冊読むことをお勧めします。報連相に関する書籍から最新の本を3冊選んでも良いですし、BOOK-OFFで108円の中から新しい目の本を3冊選んでもよいと思います。なぜ、3冊かというと、著者によって意見に偏りがあるのと、読み手と著者の相性でスムーズに入ってくる場合とそうではない場合があるからです。


ここまで、5種類の本を紹介してきました。ここまでは最低限読んでいただきたいですね。そのほかとしては、リッツカールトン関連ドラッカーに関連する本あたりかと思います。

とにかく技術・スキルよりも社会人、ビジネスマンとして基礎に注力をするということ、周りの人が読んでいる本、共感してる本を読むことが大切です。
ちなみに、ここで紹介した本は、すべてではないですが、Umidassのまちライブラリーに置いてる本も多数あります。特に漫画の三国志や漫画の7つの習慣などは、借りなくても、Umidassで読んでみてはどうでしょうか。私がいれば、アドバイスなどもさせていただきます。

Follow me!