コワーキングスペースUmidassを始めたきっかけ

Umidass代表の秦博雅です。

このBlogは、Umidassを利用していただいている方が情報発信をできるようにと作ったBlogです。利用者だけではなく、私をはじめとしたUmidassのスタッフからの発信にも使っていこうと考えています。Umidassのホームページにあるサービス紹介などでは伝えきれないことをここでお伝えすることができればと思っています。

最初の記事は、口頭ではたくさんの人に伝えているのですが、私がコワーキングスペースを始めたきっかけです。

そのことを話すために、私の経歴の紹介からとなります。

京都のWEBコンサルティング会社に10年以上勤務

大学を卒業後、営業職、市場調査、システムエンジニアなどをした後に、京都にある小さなWEBコンサルティング会社に入社したのが2001年です。入社当時は、5人足らずの会社でした。小さな会社でしたが、その時に、「プロジェクト単位でそのプロジェクトをやりたい人が手を挙げてプロジェクトに参加をして、プロジェクトが終われば解散する。」そんな組織ができないかということを模索していた会社でした。ですので、すべての仕事が○○プロジェクトという形でした。(実際には、5人しかいないのでやりたいとか言ってられない状況だったのですが。。)

時は流れて、何年も経つと受注するプロジェクトの規模が大きくなり、それに合わせて社員は増えていき、10年後には、70人以上の会社になっていました。大きな組織になると、当初、目指していた組織ではなく、組織らしい組織になっていきました。そもそも数人の会社に入社してくる人間のマインドと何十人もいる会社に入社してくるマインドというのは違っているわけです。

その中で私の仕事もWEBディレクターや、品質管理などの仕事を経て、数億円規模、メンバー数十人のプロジェクトマネージャーをしていました。そんな中、2013年に体調を崩すことがあり、その会社に大変迷惑をかける形となりましたが、退職をしました。

一方で、Umidassは安楽寺という浄土宗のお寺の中にあります。縁もゆかりもなくこの場所でしているわけではなく、安楽寺の副住職という立場でもあります。サラリーマン時代の最後の方には、午前中に安楽寺の仕事をして、午後から会社に行くというような形で仕事をしていました。(だから、体調崩したのですが。。。)

会社を退職後に1人でネットショップ運営

会社を退職をしても、収入が必要なわけです。そこで、これまでのインターネット業界の経験を活かして、ネットショップを運営することにしました。これまでと違い部下もいないので、すべて1人でしないといけませんが、それはそれで楽しいですし、幸い必要な収入を得ることのできる形になりました。一方で、ネットショップは売れるようになると、朝から商品の発送準備をして気づけば夕方という形になっていきます。自宅に商品を置いて自宅で運営していたので、人を雇ったりもなかなか難しい状況です。その間にお寺の仕事もしていたので、まったく人と会わないということはありませんが、日によっては、1日家に居たりすることになり、誰とも会わない日も出てきます。

その状況の改善にネットショップの在庫管理、発送作業は外注することにしました。余談ですが、利益確保のためにできる限り一人でしていたのですが、一定規模を超えると、専門会社に頼んだ方が安くなり、かつミスもないというありがたい状況になります。

そうなると時間ができてくるわけですが、次に何かをと考えたときに自宅で考えるのは私の性格上難しい。。ネットショップの更新や商品の発送などの作業は何をどれくらいやるかということがはっきりしていますし、何よりもお客さまに迷惑がかかるのできちんとしないといけない仕事です。ですから、できるのですが、これからどうするかってことを考えるというゴールも茫洋としていることはなかなか難しいわけです。

2015年に初のコワーキングスペース利用

そんな時にどこで仕事をしたりするかというと、カフェやらファミレスに行くわけです。コワーキングスペースといものの存在は認知していたのですが、どうも敷居が高く、大阪市内にしかなかったので、あまり頭の中にありませんでした。(お寺の仕事もあるので車移動が多いので駐車場代もバカにならないですし。)

そんな中、自宅の近くにコワーキングスペースができていることに偶然気が付き、たまにそこで仕事をすることにしました。これがなかなか捗りました。カフェやファミレスってどうしても長時間いることが難しかったり、電源やネット環境の問題もあったりしましたので、その問題がないというのは大変ありがたかったです。

新しいWEBサービスを作る会社を設立にあたってコワーキングスペースの運営も同時に。

Umidassの外観そのような状況の中で、以前からスポット的に仕事を一緒にしていた友人(Umidassスタッフの霜野)との話の中で新しいWEBサービスを作ろうということになり、会社にした方が何かといいだろうということになりました。その会社のオフィスをどうするかという段階で、現在、Umidassを運営している建物に使っていない場所があったので、ここを使うことにしました。

どんなオフィスにするのかという段階で、比較的スペースに余裕があることと、いろんな人と出会える場にしたいと思ったので、コワーキングスペースにすることにしました。また、この記事の冒頭に書いたように、10数年前にプロジェクト単位でやりたい人が集まる組織を作るということを検討したことがありました。この段階でその記憶を思い出し、それこそがコワーキングスペースだという思いもあり、開業を決断しました。

コワーキングスペースと一口に言っても、さまざまな形があります。特にUmidassはもともと建物ありきで、かつ場所が郊外にあります。どんなスペースにしていくのかは今を持っても手探りな状況ですが、現時点で思っている方向については、別の記事にまとめたいと思います。

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