郊外でのコワーキングスペースを1年半運営してみて&コワーキングスペースクチコミサイトcocopoのこと
コワーキングスペースUmidassの秦博雅です。
今日の投稿は、コワーキングスペース運営者限定アドベントカレンダー Advent Calendar 2016 というものがあり、ここはコワーキングスペース運営者限定で、コワーキングスペース運営に関すること、運営していて工夫していることや苦労している点などをテーマにブログをリレーしていく取り組みです。昨年には、アドベントカレンダーを知った時には、投稿できる日がなかったのですが、今年は空きがあったので、参加してみました。
今日は7日目になります。6日目の和歌山県和歌山市にあるコワーキングスペース・コンセントの小泉さんからのバトンを受けての投稿となります。
ちなみに、コワーキング関連のアドベントカレンダーには利用者が投稿できる「コワーキング Advent Calendar 2016」というものもあります。まだ空きがあるので興味のある人は参加してみてください。
今回は、ちょっと長いタイトルのとおり、私がコワーキングスペース業界?に関わった1年半ほどの振り返りをしたいと思います。
私は、昨年の6月に大阪の豊中という郊外でコワーキングスペースUmidassの運営を開始して、8月からコワーキングスペースのクチコミサイトcocopoの運営を開始しました。その2つの振り返りです。
豊中の郊外でコワーキングスペースを運営してみて1年半
Umidassに来たことのある人はご存知かと思いますが、Umidassは大阪と言っても、郊外である豊中市にあります。さらに豊中の中でも住宅地の中にあります。Umidassのことを知らない人に少しだけ運営の経緯を。
コワーキングスペースUmidass運営の経緯
私は、3年ほど前まで大規模サイトのプロジェクトマネージャーとかをしているサラリーマンだったのですが、会社を辞めて、自宅(大阪府高槻市)でネットショップなどを運営していました。自宅では作業はできても考える仕事はできないので、高槻駅前のコワーキングスペースのI’ll Be Takatsuki(アイルビー高槻)を利用するようにしていました。
そんなときに友人で、今、うちのスタッフの霜野と会社をしようという話になり、オフィスとして、このUmidassの建物を選びました。この建物は安楽寺というお寺の裏にあります。この安楽寺は私の実家になります。あまり自分からは言わないのですが、私自身、安楽寺の副住職だったりもします。
なぜ、ここにしたかというと、お寺の仕事も多少はあるので、違うところにオフィスを構えると移動時間が多くなるのが嫌だったからだけです。この建物は、住職である父親の所有物ですが、もともとはお寺の法事のあとに食事をする場所として使ったり、父親が塾を経営していました。それが、使われなくなって物置状態になっていました。
ですので、この建物ももったいないということもあって活用することにした次第です。霜野とはあたしいWEBサービスを作ろうと考えていましたが、2人ぼっちも寂しいのでという理由だけでコワーキングスペースも手掛けることにしました^^;
内装は業者を使わずに自分たちでしたので、2桁万円前半くらいで始めました。最近、開店したコワーキングスペースとしてはもっともお金をかけていないかもしれません。
そんなことでスタートして1年半ほどが経過しました。
Umidassの利用者は意外と多岐に渡り、郊外ならではの需要も
こんな郊外でコワーキングスペースなんて誰が利用するのかと言われるのですが、意外と多岐に渡った利用者の方がおられます。大きく2つの利用者層がいて、郊外ならでは需要も感じています。
個人で仕事、勉強に利用する方たち
個人利用の方は、Umidassの半径10km圏内くらいで、近くの方ばかりです。職種としては、ブロガーさん、アフィリエイター、高校生起業家、海外輸出入関連の仕事、外国人向けの旅行会社、豊中市の就農支援事業者、勉強利用の高校生、大学生、資格勉強中の社会人など。
業種、職種で偏りはなく。さまざまな人が利用しています。事業としてのコラボといったものはありませんが、意外と情報交換などはされていたりします。
レンタルスペース利用される方たち
Umidassはレンタルスペース利用があるので、スペースを貸し切って、この季節だとクリスマスパーティだったり、少し前はハロウィンなどで利用される近所のママさんたちが多いです。そのほかにはセミナー開催で利用されています。
また、ヨガやパステルアート、美文字レッスンなどワークショップなどで利用されるケースも多くあります。
1年半の運営で得たプラス面
私の実家がお寺で、ここで育ったと思っておられる方が多いので、豊中に知り合いが多いと思われているのですが、大学からほとんど豊中では生活していなかいので、実は知り合いがほとんどいません。。
Umidassというコミュニティの場があることで、さまざまな人と出会い、豊中の他の事業者の方との出会いも生まれちます。また、先日は産経新聞にも取り上げてもらいました。
収益的にはまぁまぁという感じですが、2人で閉じこもってWEB開発をし続けていた状況を想像すると、スペース運営は本当に良かったと思っています。
コワーキングスペース クチコミサイト cocopoのこと
Umidassでは、というか運営会社の株式会社エッグレイはコワーキングスペース クチコミサイト cocopoも運営してます。
なぜ、cocopoを運営することにしたかというと、コワーキングスペースを運営してみて、衝撃的にコワーキングスペースの認知が低かったからです。豊中では、100人に聞いて、100人が知らないという状況でした。
また、スペースを利用する側から見ると今でも初めて行くコワーキングスペースに入る前には少しドキドキします。カフェのように外からは様子が見えないことが多いですし、スペースによって雰囲気もかなり違います。そこで、そんな不安を払拭できないかと思って始めたのがcocopoです。
2015年8月の掲載数350件が2016年12月時点ではもう少しで600件!
cocopoは、スペースの掲載料は無料です。運営スタイルとしては、こちらでスペース情報を掲載してから掲載許可をいただくというスタイルで立ち上げました。サービス立ち上げの時点の2015年8月時点では、私たちが発見できたコワーキングスペースは350件でした。
今では、新規オープンのスペースの方からは掲載依頼をいただけるようになってきました。1年少し運営したところで、589件(2016/12/6時点、閉店スペース含)となりました。
サービス開始当初に私たちが見つけることができていなかったコワーキングスペースもありましたが、新規のスペースはどんどん増えています。一方で、閉店のお知らせも月に数件いただいたり、こちらで閉店していることに気づきます。
ですので、ほとんどのコワーキングスペースの運営者の方には知っていただけているのではないかと思います。
コワーキングスペースを広めるためにcocopoを活用してください。
cocopoでは、無料でコワーキングスペースの活動を広める協力をしています。これまで下記のようなPRのお手伝いをさせていただきました。
>>勉強カフェで産まれたサービス「ホワイトボードアニメーション」
>>大阪梅田にあるBiz Library(ビズライブラリー)[スペース紹介]
>>7/7(木)仙台のコワーキングスペースcocolinで実施した大見学会のレポート
興味のあるスペースの方はぜひ、お問合せください。
cocopoを紹介してくれたり、cocopoとコラボしたい人などを紹介してくれたらうれしいです。
cocopoってどうやって収入を得てるんですか?と聞かれますが、少しの広告とadsenceの収益だけで、半ボランティア的な感じで運営をしています。
コワーキングスペース運営者限定アドベントカレンダー Advent Calendar 2016 経由でこの投稿を見たスペース運営者の方にお願いになりますが。。
cocopoを紹介してもらったり、コワーキングスペースが増える勢いと同じようにアクセスは増加していますので、コワーキングスペースを探している人に広告でPRしたい人や、何かしらの形でコラボしたいという人がいたらぜひ紹介してもらえたら嬉しいです。
大した結論もなく、書き綴ったのでここまでお読みいただいた方は大変ありがとうございました!明日は勉強カフェの荒井さんへバトンパスします。
皆様にとって、2017年が最高に素敵な年になるよう、 心からお祈り申し上げます。
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