郊外型のコワーキングスペースUmidassを1年間運営してきて感じること

郊外型コワーキングスペースとしてUmidassを運営して、この6月でちょうど1年となりました。ビジネス街や人が集まるところではなくとも、こういったスペースのニーズはあるのではないかと思い、運営を開始しました。もちろん人が集まるところの方がビジネス的には有利なことは否定できませんが。。

北摂地域からスタートしたい人、大阪市内に出るメリットがない人が集まっています。

思っていたとおりというか、大阪市内まで出るメリットが無かったり、子供の送り迎えの間だけ利用したいので移動時間を使いたくない人に利用いただいています。また、豊中、箕面、吹田などの北摂地域の人で、北摂から事業をスタートさせたいという人にも来ていただいています。

現在、Umidassでは、月額会員が10~15人ほど、ヘビーなビジター利用が20人ほどおられます。加えて、後述するスペースを貸し切り利用してくれる人がいます。コワーキングスペースの経費は、地代と光熱費、人件費ですが、一番大きな経費が人件費です。人件費についてはUmidass以外の事業もしているので正確にはわかりませんが、もし、Umidassだけに最適な運用をすれば、ちょい赤字なのかなという感じです。

レンタルスペースを探している人は思いのほかたくさんいる

事業的には、Umidassがいくつかのスペースに区切ることができることもあって、スペース単位での貸し切り利用が大きなウェイトを占めています。貸し切りについては思っていた以上に利用をしていただいていて、土日はコワーキングエリア以外はすべて貸し切りということも多くあります。

貸し切り利用で多いのは下記のような感じです。毎月のように貸し切りをしていただけるお客さまもおられます。

  • サロンやセミナー開催での利用
  • 社内研修や打ち合わせでの利用
  • 飲食を持ち込んでのママ友+子供の集まりや、中高生の集まり
  • ボードゲームや麻雀での利用

平日の日中は個人利用、土日は貸し切り利用、平日の夕方以降が・・・

そんなわけで、平日の日中は会員さんやビジター利用で1人で利用される方が中心で、土日は貸し切りが中心です。平日は22時まで営業してますが、平日の18時以降からの利用はあまりないです。平日の夕方以降の利用を増やすことができれば、事業的にもだいぶ楽になります。

Umidassが他のコワーキングスペースと比べて優位な点

これがあってよかったなと思えるのは、大きく2つあって、駐車場と和室スペースです。駐車場があるおかげで外回りの営業マンに利用いただいたり、道具の多いワークショップの開催などをしてもらえやすくなっています。

また、和室があることで小さなお子さん連れのワークショップが開催しやすかったり、ヨガやアロママッサージの個人施術やセミナーなどを開催してもらえています。

Umidassが他のコワーキングスペースと比べて弱い点

一方でほかのコワーキングスペースと比べて弱い点は、単純に立地です。特に立地が弱いことから業種、職種に特化するのは少し難しく感じています。モノづくり系とかで郊外だからこそ設置できる機器などがあれば、ちょっと違うのかもしれませんが。。そういう意味では利用者同士のコラボとかはちょっと遠いイメージです。ですが、意外といろんな分野の人が集まってくれているので、お互いの知らないことを教えあったりということは発生しています。

一番良かったのは地域とのつながりを持てたこと

もともと、新しいWEBサービスを開発したいという思いで作ったのが株式会社エッグレイです。とはいえ、すぐにはマネタイズできない+空きスペースがあるのでコワーキングスペースを始めたのが実情です。ですが、コワーキングスペースがあるおかげで、地域の事業主との集まりなどに非常に出やすいです。これが、WEB開発だけだったらほとんど誰にも合わない1年だったんじゃないかと思います。

WEBサービスを開発するといっても、経験はあっても、資本力があるわけではないのでできることに限りがあります。そういう意味では地域に根差したWEBサービスが一番いいと思っています。その点ではそういった方向のWEBサービスには着手できなかったので正直失敗したなと思っていますが・・・

まとめると郊外型コワーキングスペースは・・・

郊外型のコワーキングスペースは単体で利益を出すにはもう少し時間がかかりそうです。少しずつ会員さまが増えているのでそのうちとんとんにはなると予測しています。ですが、家賃などの固定費を稼ぐ手段としては有効に感じます。何よりも地域に根差した活動を考えている人にとっては、たくさんの事業者の方の拠点となりますし、子育て中の人など、都会にでることが難しい人たちが集まる場ともなります。

Umidassは郊外でも大阪モノレール沿線とちょっと厳しいところにあるので、ここらへんで言うと阪急沿線や地下鉄沿線などで、主要駅がない賃料が安いところでの運営だったらペイラインは近いように思います。Umidassはたまたまこの建物を活用できましたが、この建物が無いと考えても、梅田とか本町ではなくて、阪急沿線のどこかの駅で運営するかなと思ったりします。

 

結論的には、ビジネス的に見ると美味しくはないですが、いろんな人が集まる場の運営は楽しいです。次回はどんな方に利用いただいてるのかを紹介できる範囲で紹介したいと思います。

投稿者プロフィール

Umidass代表
Umidass代表
コワーキングスペースUmidassの代表です。
大学を卒業後、システム会社、マーケティングリサーチ会社など数社の転職を経て、京都のWebコンサルティング会社に10年勤務。大規模ECサイトの開発に携わってきた。会社を退職後、個人でネットショップの運営などを経て、株式会社エッグレイ、コワーキングスペースUmidassを設立。コワーキングスペースUmidassのある安楽寺の副住職でもあります。