前回、コワーキングスペースの運営のきっかけということで私の経歴とともに記事にしました。コワーキングスペースUmidassは、2015年6月にオープンして、現在(2015年10月段階)で4か月少し経過しました。正直、収益はあまりよくありません。。。が、現状も踏まえて、今後の思っている方向性についてです。

そもそもコワーキングスペースとは何か?

Umidassの打合せコワーキングスペースと一口に言っても、なかなか定まった形がありません。同じように見える業態として、レンタルオフィス、シェアオフィスがあります。レンタルオフィス、シェアオフィスはその名がビジネス形態をあらわしています。要は場所を借りるのか、シェアするのかということです。

一方でコワーキングスペースは、コワーキングという働き方をその名にもちます。

コワーキングという言葉の定義は Cowrking Magazine によると

個別に仕事を持つ人たちが、働く場所(環境)を同じくしつつ、コミュニケーションを図りながら互いに情報や知見を共有し、時に協働パートナーとして貢献しあう概念およびそのための施設

とあります。わかるようにでわかりにくいですが、単にスペースを安く借りる或いは、地代を何人かで按分するというようは固定費を下げるということではないということです。逆にレンタルオフィスやシェアオフィスには、固定費を下げるという意味合いが強くあります。

コワーキングスペースで働くからこそ、発生するコミュニケーションが重要だということです。そして、それが私自身求めていたものでもあります。自宅で1人で1年以上ネットショップを運営していて感じることはとにかく孤独と不安がつきまというということです。会社にいると何もしなくても研修会や勉強会があるケースがあります。そんなことがなくても、同僚と雑談をするだけで刺激を受けたり、新しい情報をインプットされます。1人で自宅で仕事をしていると情報は自分自身で手に入れないといけません。これは中々難しいことです。特に、本・雑誌という媒体がどんどんWEBに移行が進んでいるので、ますます情報の取り入れがむつかしいわけです。

コワーキングスペースが抱える敷居の高さ

コワーキングスペースには、敷居が高く感じるという要素があります。それには、大きく3つの要素があると感じています。

1.そもそもどういう場所かわからない。語感の問題?

コワーキングスペースという単語を聞いて、この単語が通じる人は、100人に1人くらい?なのかなという印象です。たとえば、レンタルオフィスという単語は、オフィスをレンタルするということが直感的にわかります。コワーキングスペースは、小ワーキング、個ワーキングという文字をイメージしたり、コアワーキングと聞こえたりと日本人には勘違いをされやすいようです。

2.中が想像できない。

コワーキングスペースは、正直、収益性のよいビジネスではありません。2時間あるいは1日同じ人が同じ席に座って、1,000円~2,000円です。カフェであれば、同じ席が500~1000円で何回転もします。このことから、どうしても賃料が安いビルの上階や少し古いビルなどにあることが多いです。結果として、外からどんなところかまったくわかりません。1階にある道路に面したカフェであれば、外から見た情報がありますが、コワーキングスペースにはありません。正直、私自身初めて行くコワーキングスペースはいまだに緊張します。。

3.ハイレベルなスキルが必要そうに感じる。

個々に仕事を持っている人が集まっている場所ということで、すごいエンジニアやクリエイターが集まっていそうなイメージがあります。確かにそういう一面はあるかもしれませんが、自分のようなスキルの人間には場違いではないだろうかと思わせてしまうイメージがあります。

上記のような要素などからコワーキングスペースを知っていても利用したことがない人が友人にもたくさんいますし、そもそもこういうサービス自体認知していない人もたくさんいます。

Umidassは気軽に地域の人が利用できる場に

では、Umidassはどんなコワーキングスペースを目指しているのかといことです。Umidassは、豊中の柴原という場所にあります。近くに豊中市民病院や大阪大学があり、自転車圏に最近話題の小路高校跡地にグランロジュマン豊中少路という大きなマンションが建ったり、ロマンチック街道で話題の小路がありますが、正直豊中市民でもどこ?って思う場所です。交通の便も大阪モノレール「柴原」駅から徒歩すぐとはいえ、たくさんの人が集まる場所ではありません。アクセス的には駐車場、駐輪場があるということだけが便利と言える点です。

大きなプロジェクトがUmidassを拠点にして、動くということはなかなか難しいと思います。また、一流の技術者、クリエイターが集まることもないと思っています。

一方で、子育て中のママや、定年後のシニアな方はたくさん住んでいる地域です。そういった方が各自ができる範囲でできる仕事をする。Umidass内や地域に貢献することのできる場としていきたいと思っています。

そんなことを言われても何もできないし・・・という方がおられるかもしれませんが、

子育て中のママへ

子育て中のママも出産前には働いていた方はたくさんおられます。誰でもできそうに思えるパソコンを使った事務仕事でも困っている小規模な事業者の方はたくさんいます。データ入力が手伝える、チラシが作れるそういったことで十分に役に立つことができます。

Umidassに来てどんなことができるか教えてください。いろんな人が集まる場ということがわかれば、たくさんの仕事も入ってくると思っています。カフェで本を読んだり、家でテレビを見ている時間にUmidassで読書したり、ほかの利用者と雑談をしているうちに新しい発見があります。

シニア世代のみなさんへ

シニア世代のみなさんにはこれまで何十年も働いてきた経験があります。私のようにIT業界にいた人間は、会社の中で10才も20才も上の人と接することはありませんでした。だから、そういった人たちの話を聞きたいといいう若者はたくさんいます。(Umidassスタッフの霜野は話を聞きたがっています。)

また、これから起業したい、新しいことにチャレンジしたいと思っている若者にアドバイスをしたり手伝ったりすることができる可能性があります。また、逆にパソコンやスマホを教えてくれる人もいます。お互いに刺激を受ける場です。

最近は、集会場や喫茶店のように何も目的を持たずに集まって、他人とコミュニケーションを取れる場が減っています。Umidassはかつての集会場や喫茶店のように使える場です。

 

最近、刺激がない。他人とのコミュニケーションをとりたい。すきま時間を使って誰かに貢献したいと思っている方はぜひUmidassに来ていただきたいと思っています。まだ、できたばかりのスペースですので、すぐには何も起きないかもしれません。でも、きっと面白いことが起きるスペースにしていきたいと思います。

投稿者プロフィール

Umidass代表
Umidass代表
コワーキングスペースUmidassの代表です。
大学を卒業後、システム会社、マーケティングリサーチ会社など数社の転職を経て、京都のWebコンサルティング会社に10年勤務。大規模ECサイトの開発に携わってきた。会社を退職後、個人でネットショップの運営などを経て、株式会社エッグレイ、コワーキングスペースUmidassを設立。コワーキングスペースUmidassのある安楽寺の副住職でもあります。